伊勢参り１日目-朝熊ヶ岳

午前4時に家を出て、車で420kmほど走り、ようやく着いた三重県にある「であいの広場」。ハッキリ言ってかなり疲れている、とは言うものの標高もさほど高くなくハイキング程度の山なので登る。天気予報では雨だったのでまぁ、登るのは無理だろうと思っていたけど念のため山の準備はしておいたのが正解だった。

駐車場の奥に登山口がある。

その昔、伊勢神宮にお参りする際にはこの山の頂上直下にある金剛證寺（こんごうしょうじ）も一緒にお参りしていたらしい。と言うことなので、せっかく山屋が伊勢神宮にお参りするなら登らない理由は無いでしょう。でも、今回は朝熊ヶ岳（あさまがたけ）の山頂までは行ったけど、金剛證寺までは行きませんでした。理由は２つ。ひとつは登っている途中で御朱印帳を車に忘れたことに気付いたので、お参りは次回にしようと思ったこと、そしてもうひとつは単純に疲労と眠気でそれどころじゃ無かったこと・・・。

まぁ、今回のお参りで外宮、内宮、金剛證寺、朝熊ヶ岳を一日で（歩いて）回れそうだと思ったので次回は是非チャレンジしてみようと思う。

「二十二町」とある。どう見ても読み間違いなどおきそうも無いけど、自分はこれを「一町目」読んでしまった。家に帰ってきて写真を見るまで全く気が付かなかった。思い込みって怖い・・・。

さぁ、ここから山に入ります。

ここの地面は自然の岩なのだろうか？　なにか模様が入っているように見える。

きのこ。

かなり見にくいけど、「二町」という文字が見える。先程の読み間違えた所が一町目（だと思っている）だから当然次は二町目になる。なんの疑問も無い。でも後々よく見れば一町目の町目石は何処に行ったんだ？　という疑問が湧いて出てくる。そうか！　登山道に入った直後は地面に不思議な文様が見て取れたので足元ばかり見ていたんだ。でも、全くの気まぐれで後に一町目の町目石の写真を撮ることに成功する。その詳細はまた後で・・・。

こんな道を進む。道は終始緩やかで歩きやすい。

三町目・・・

・・・傍らには古そうなお地蔵さんが・・・。

三町目から少し進むと分岐がある。右上が山頂へのルートだが左下に向かう道もある。分岐に石柱があり何か書かれているけど、よ、読めない・・・。

四町目。

五町目。

クサリ場(?)もある。

ん？　丁字路に突き当たった・・・。

左を見ると緩やかに下っている。

右は登っている。じゃあ、コッチでしょう。と言うことで、少し進むと・・・

・・・小さい道標があった。それにしてもこの山の名前は朝熊ヶ岳だったり、朝熊山だったりと表記が統一されていない。

落石注意。この登山道はあちらこちらでルートの付け替えが行われている模様。

七町目。あれ？　六町目はどうした？　見逃したか？

この辺りで沢の音が一段と強くなる。

古そうな石碑だけど、文字は全く見えない。

コッチは何かの台座か？

これは欠けてる。

八町目。

ん？　道標が明後日の方向を指している。動いちゃったのかな？　と思ったら・・・

・・・ここを入って行け！　ということらしい。一見すると道が続いているようには見えないけど、よく見ると階段がある。でも、あまり人は歩いていないようだ・・・。

古そうな道祖神（？）がある。その少し先に・・・

・・・九町目がある。

横にある石碑は折れてる。

こっちも古そうだ。寛文の文字があるので1600年代中期という事になるけど、本当に当時の物か？　「江戸赤坂」「いせや」などの文字も見える。

九町目はすぐに見つかったけど、十町目は少し探してしまった。ここまで来る人は少ないのか、道が見つけづらかった。

以前は十町目の先に歩いて行けたんだと思うけど、今は無理みたいだ。そう言われたら無理にでも先へ進んでみたいけど、初めての山域でそれをやるのは無謀なので、素直に諦めて来た道を戻り、今の正規ルートで山頂を目指す。

うお！　山椒の木があった。トゲトゲが痛い。もちろん山椒の強烈な匂いもする。

正規ルートに戻ってきた。

ん？　橋？

うわ！　昔はケーブルカーが通っていたんだ。

ここを通っていたんだ。

一部開けた場所からの展望。天気はあまりよくないけど、まぁまぁの景色だ。

十一町目。

古い十一町目。

十二町目。

頭が欠けてる。

古い十三町目。

新しい十三町目。この辺りは古い石と新しい石が離れて設置されている。

十四町目

階段が出てきた。

十五町目。

うぉ〜！　道の真中にでっかい桜の木が鎮座している。

すごい造形だな・・・。

枝の伸び方もスゴイ。

もはや、違う生き物みたいだ。

十六町目。

ん？　分岐している。少し先で再び合流するけど、十七町目は右のルートにあるので右に進む。

十七町目。

古い十七町目。

ん？　分区だ？　だけど・・・

・・・道標に従い右へ。

分岐の又に真新しい十八町目。

赤いおべべのお地蔵さん。

ふむふむ。でも、お地蔵さんの云われは分からんのか？

十九丁目。

石の仏像。

こっちは珍しく木の仏像だ。このように野外に置かれている仏像が木製って初めて見るかも・・・。

十九町目。

道を遮る大岩。

古い廿丁目。

新しい二十町目。

二十一町目。

この辺りで雨が強く降ってきた。レインウェアやザックカバーを出そうかと思っている内に止んでしまった。

昔、このタカオモミジって東京高尾山のモミジのことだと思っていた。本当は京都が本場。

陶器のカケラが散見されるようになって・・・。

・・・石積みが見えたら・・・

・・・あと少し・・・。

二十二町目。お疲れ様でした。って言っても、ここが山頂ではない・・・

・・・ここは朝熊峠。山頂が二十二町目じゃないんだね？？？

うっ！　なんだこのがっかり感は？？？　車でも来られるのか？

昔宿屋があったのか？

昔ここがその跡。

バスも走っていたんだ。

車道を離れて再び山の中へ・・・。

道はハッキリしないけど、適当に登る。

おっ！　踏み跡がきっかりしてる。

ん？　何の跡だ？

すぐ右に車道が走っている。ポイ捨てのゴミがすごい。

分岐だ？

でも小さい道標があった。

あのトンネルを抜けると・・・そこは・・・

・・・何だありゃ？

上の建物の向こう側に山頂がある。ふたたび車道を歩き回りこんで・・・

・・・やった！　ここが山頂・・・か？

・山頂標があった。

鳥居の奥に社務所のようなモノがある。

天気の割には展望はまぁまぁでしょ。

榊だ！　神社などでは関東では主にヒサカキが使われているので、本物の榊を見るのは初めてだ。これだけでも来たかいがあった。

あまりゆっくりとはしていられないのでさっさと下山する。

あれ？　来る時は気が付かなったな。

朝熊峠。

さぁ、一気に降るよ！

こんなのがあった。

途中からストック使用。

桜の大木を越えて・・・

登りで気が付かなかった六町目。

これまた登りで気が付かなかった一町目。これで全二十二町目、コンプリート！

よし、下山。

下りは１時間ほどで下山した。

駐車場までは50mほど。

駐車場までは50mほど。

今日は松阪駅の近くのホテルに宿泊。

ふ〜、やっとゆっくり出来る。

流石に疲れたので、夕食はホテルの前のスーパーで購入したお弁当で済ます。

さぁ、明日は伊勢神宮だ！

明日は雨予報だけどどうなるかな？