大棚沢広場から未知の尾根と485mピーク取付き点の確認
数年前から気になっていた東丹沢の485mピーク。今年の1月に調査に行くも雪のため断念。と言うわけで再びの挑戦。結果から言うと、今度は雨のための断念でした。でも、今回は485mピークに続く稜線の取付き点を確認してきました。丹沢で、特に東丹沢で人が入っていない山域はほぼ皆無と思っていいでしょう。ハッキリ言ってネットで調べれば、簡単にルートや道の状況は調べられると思います。でも、それだと自分の歩いているルートの先がどうなっているか分からないワクワク感は無くなります。未知のルートを探索するという好奇心は、アフリカで生まれた人類が生息域を広げていく原動力のひとつだと思います。脳ミソが限りなく原始人に近い私もその好奇心を満たすべく地形図片手に山の中を歩きまわるのでした・・・。
トレッキングデータ
| 山行日 | 2016年07月23日(土)【日帰り】 | |||
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| コース | (スタート)大棚沢広場~未知の尾根〜宮ヶ瀬越~485mピーク取付き点〜宮ヶ瀬越〜大棚沢広場(ゴール) | |||
| 山 名 | | 歩行距離 | 6.272km | ||
| 所要時間 | 03時間11分 | | 累積標高 | (+)717m | |
| 関連山行 | 2016年01月23日(土) 予定を変更して(半原)高取山へ 2015年01月25日(土) 全天球カメラのテストを丹沢前衛の山で 2014年11月08日(土) 仏果山と高取山、下りはバリエーションルートで 2014年06月21日(土) のんびり丹沢前衛の山へ 2013年10月19日(土) 初秋の相州アルプスを歩く(後編) 2013年10月19日(土) 初秋の相州アルプスを歩く(前編) |
トレッキング
夏なのでかなり水位が下がっていますね(夏場は雨が多いのでわざと水位を下げています)。ざっと見ても満水時より10m位は下がっていそうです。でも、宮ヶ瀬湖は水深が100m以上あるので7月22日現在で80%以上の貯水率があります。
ベンチの脇というか、謎の施設の裏に尾根が伸びていた。このルートは何度も歩いているけど気が付かなかった・・・。と言うかいつもなら普通に素通りするか、ベンチで休んでいてもボーっとしているだけなので気が付かなかった・・・。
ん? 道がある。150mほど下ってみた。道はまだ続いているようだ。でも、このまま下ると謎の橋が掛かる沢に出るような気がする。もう少し下ってみたい気もするけど、今日の目的じゃないし、沢に出るならヒルの心配もあるので、秋が深まった時期にもう一度調査することにして引き返す。
下から見ると道がジグザグに付けられているのがよく分かる。それにしても何の道だろう? 単純に考えて林業用の道かと思うけど、この尾根はほぼ広葉樹林帯になっている。そんな所にここまでりっぱな道を作る必要があるとは思えない。やっぱり、水源林の管理用の道なのか?
ガスっている上に雨も降っている。このコンディションで未知のルートをたどるのは無謀以外の何物でもない。とりあえず485mのピークは諦めて、取付き点だけでも確認しようと、仏果山方向に進む。
こんなキャラクターが・・・。登山道上でこの着ぐるみとすれ違ったらビックリだね・・・。
このあと、このまま下山するのも物足りないので高取山に寄っていくか悩む。ピークハンターでは無いものの、このまま下山では物足りなさが残る。結局5分ほど悩んで、高取山までサッとピストンしてこようと思う。雨は降っているがレインウェアを着るのも面倒なのでこのままで行こうと・・・数歩踏み出したら、雨足が急に強くなった。いわゆる土砂降りだ。で、結局・・・
・・・スゴスゴ下山した・・・。これはいわゆる行くなという心の声だろう。過去にこの心の声にしたがって色々な場面を切り抜けているので、素直に心の声には従う。
宮ヶ瀬越の稜線は土砂降りだったけど、西側に下り始めたら雨は全く降っていない。どうやら稜線のところだけ降っていたようだ・・・。これだったら高取山をピストンしてくればよかった・・・と思うけど、引き返す根性は無し。
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