小倉山から三増峠へ(後編)
後編は三増(みませ)峠からスタートします。三増峠といえば歴史に詳しい人なら「三増峠の戦い」として武田信玄と北条氏との合戦を思い出す人もいるでしょう。現在もここの峠の南に古戦場跡して碑が建っています。いまでこそのどかな畑が広がっていますが、450年程前には数万の兵が戦っていたと思うと感慨深いものがあります。そして、もしかしたらここ、三増峠に武田信玄が立っていたかもしれないと思うと・・・。
トレッキング
先程の三増アルプス入口を入ってくるとおそらくここから出てくると思うけど、この鉄パイプはなんだ? ちなみにこの鉄パイプを越えて下っていくと三増トンネルの南を経由して三増合戦場に行けます。
ちょっと悩んで、結局当初の予定通りのルートを進むことにした。ロープが張られているけど、通行止めと書かれているわけではないし、単に土の流出を防ぐためにここを登るな! っていう意味のロープだと認識した。なので脇から登った。
・・・なんてことを何度か繰り返し稜線に到着。一度稜線に登ってしまえば、あとは緩やかなアップダウンはあるけど、比較的歩きやすいルートが続く。
ここでふとおかしな事に気がつく。画面中央より少し左側にある三叉の木の中心部が光っている。なんだありゃ? 一瞬、竹取物語のかぐや姫誕生のシーンを思い出してしまった。ここで種明かしをしてしまっては夢を壊してしまうので、事の真相を知りたい方はご自分の目で確かめて下さい。まぁ、いつも光っているわけでないと思うけど・・・。
・・・右が雨乞山だ。西志田山とも言うらしい。この山の名前は聞いたことないなぁ。
上の写真と矢印が同じ方向を向いているのは、それぞれの木がルートを挟んで向かい合って立っているからです。
あと1kmほどで何処かに出られそうだ。地図で明日原という場所は確認出来たど、西明日原ってどこだろう? まぁ、この辺りの車道はよく知っているでとりあえずそこまでいけばなんとかなるだろう???
・・・ちょっと見にくいけど、木の先端が斜面の自然に空いた穴に突き刺さっている。どう考えても自然にこうなったとは考えづらい。ってことは誰かがわざと道を塞ぐつもりで穴に木を突き刺したってこと? なんでこんなことするんだろ? 本当に道を塞ぐつもりならちょっと中途半端過ぎるよな〜???
くぐったらゴール!
今回はずっと気になっていた山を登れた喜びと同じくらい、まさか家の近所にこんなに面白い所があったことを知れた喜びが大きかった。ちゃんとした登山地図も無いので、コンパス&地形図を駆使する必要があるのも面白くさせる重要なファクターになっていると思う。唯一の不満は車を駐められる所から登山口までちょっと離れている(時間にして約30分)ことだけど、分岐もたくさんあったし、しばらくは楽しませてくれそうな予感がする・・・。
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