箱根の湯坂路から旧東海道を歩く(前編)
期せずして前回(大山巡礼トレイル(前編))に続いて歴史の道を歩いてきました。このルートは以前テレビで見て、いつか歩きたいな〜、と思っていたので、今年は雪も少ないし、足の調子もまだ全快とは言えないので、無理はぜず、のんびりハイキングです。
トレッキング(前編)
役場前の職員用の駐車場に車を駐めます。土日祝日の役場が開いていないときは一般車にも開放しています。平日はすぐ下に一般用の駐車場があります。
実際は写真よりかなり暗いです。最近のデジカメの補正はスゴイですね・・・。
この時期、この時刻はかなり冷え込んでいて、トイレに行きたいな〜、と思っても役場の駐車場に公衆トイレなんかあるわけもなく、自分が知っているのは箱根湯本駅の前の公衆トイレだけ・・・。なので、とりあえず、靴の紐も適当に引っ掛けただけでトイレに急ぎます。
さすがにこの時間だと商店街はどこも開いてませんよね〜。ここでふと、お箸を忘れたのに気付いた。というか入れた記憶が無い・・・。さて、どうしたもんか? と思っていたら、商店街の中にセブン-イレブンがあった。さすがにここは開いている。まさに、開いててよかった(若い人は知らんだろうな・・・)。ここでお箸だけを買うのも何なんで、カップ麺を購入。もちろんお箸を付けてもらう。
これは反対側から見たところ。写真の奥が箱根湯本駅。
このルートは湯坂路(ゆさかみち)と言い、東海道が出来る前の箱根越のルートでした。今回は登りは湯坂路、下りは東海道を歩きましたが、理に適っているのは湯坂路の方だと思いました。なぜあんな谷底に東海道を作ったのか甚だ疑問です。
ベンチ(?)があった。実はここまで靴の紐をちゃんと締めていなかった。ハイキングコースなんでいたるところにベンチがあるだろうと思って、そこで締めればいいや、と放置していた。
靴の紐を締めている時に何人かのトレランの人が追い越していった。それにしても、最近山の中でハイカーよりランナーに会う確率が高いのだが、、、。まぁ、移動速度が違うので追い越されるランナーが多いってのは理解できるけど、すれ違うのもランナーの方が圧倒的に多い。今回も山岳地帯で追い越された、またはすれ違ったのは9:1でランナーの方が多かった。最近の登山者は人気の山に集中しすぎなんじゃないだろうか??? それともトレランの人が人気の山を避けているのか???
浅間山まであと50分。
このあと、トレランの人が後ろから付いて来た、むこうの方が速度が速いのですぐに追い越すだろうと、特に気にしないで自分のペースで歩いていたら、一向に追い越されない。一定の距離をおいて付いてくる。むこうは熊鈴を付けているのでその音がずっと付いてくる・・・。あまりにも気持ち悪いのでペースを上げて振り切ろうとしたけど、ずっと付いてくる。道幅は十分広いので追い越そうと思えば簡単に追い越せるはず・・・。最後は止まるほどのスピードで歩いていたら、やっと追い越していった。あれは本当に人間だったのだろうか? それともトレランの格好をしたキツネ???
ここが鷹巣城跡か・・・。あれ? さっきの浅間山の解説板では鷹巣城は浅間山にあったって書いていたのに・・・。でも、このルートを家康も歩いていたのか・・・。そうかまだ徳川幕府が出来る前だから東海道は無いんだ・・・。ってことは他の戦国武将も歩いているのか・・・。
鷹巣山山頂 – Spherical Image – RICOH THETA
・・・(だいぶ早いけど)昼食。
当初はここから15分ほど下った所にある芦之湯のバス停(時間があれば元箱根まで歩いてそこ)からバスで箱根湯本に戻るつもりだった。でも、休憩中に地図を眺めていたら、のんびり歩いても畑宿経由で3時間ほどで箱根湯本に戻れることに気付いた。足の不具合もあり下りではあまり無理はしたくなかったのでバスで下ることを考えていたけど、調子もいいのでユックリ下れば大丈夫だろうと、東海道経由で歩いて箱根湯本に戻ることにした。
ここが畑宿へ分岐。でも湯坂路の反対側(芦之湯側)の入口がすぐそこにあるので、もう少し先に進む。
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